2021年4月20日にApple社はアップルイベントで新作の「iPad Pro」をリリースしました。
驚くことに、新型iPad ProにはMacbook Air/Pro 2020や新型iMac 24インチで採用されているAppleシリコンM1チップが搭載されるというのです。
これにより、
過去のiPadよりも高パフォーマンスかつ丸一日持つバッテリー持続時間
を実現しました。
そこで今回は新型iPad Pro M1 2021の魅力を伝えたいと思います。
- 新型iPad Pro M1 2021の特徴を知りたい
- M1チップがiPadに搭載されるメリットを知りたい
- MacbookとiPadどちらを購入しようか迷っている
iPad Pro M1 2021のスペック
まずは、「iPad Pro M1 2021」のスペックを見ていきましょう。
項目 | iPad Pro M1 2021 | iPad Pro 2020 |
外観 | ||
画面サイズ | 11、12.9インチ | |
重量 |
11インチ 466g(Wi-Fiモデル) 468g(Wi-Fi+Celluerモデル) 12.9インチ 682g(Wi-Fiモデル) 684g(Wi-Fi+Celluerモデル) |
11インチ 466g(Wi-Fiモデル) 468g(Wi-Fi+Celluerモデル) 12.9インチ 641g(Wi-Fiモデル) 643g(Wi-Fi+Celluerモデル) |
カラー | シルバー、スペースグレイ | |
チップ | M1 | A12Z |
ディスプレイ | Liquid Retina XDR | Liquid Retina |
ストレージ | 最大2TB | 最大1TB |
カメラ |
|
|
TrueDepthカメラ | 12MP | 8MP |
コネクタ |
USB-C Thunderbolt / USB 4対応 |
USB-C |
ワイヤレス |
5G |
4G |
Apple Pencil |
第2世代対応 |
|
Magic Keyboard |
○ |
|
Smart Keyboard Folio |
○ |
iPad ProにM1チップが搭載されるメリットは絶大!!
昨年の2020年からベールを脱いだAppleシリコンM1ですが、Macパソコンに続いてついにタブレットであるiPadにもM1チップが搭載されることになりました。
これにより初代iPadよりも最大75倍CPUパフォーマンスが向上しています。さらにGPUパフォーマンスに至ってはなんと1500倍も改善しました。
普通、CPU/GPUの速度が上がると消費電力もそれに伴って上がる傾向にありますよね。
しかし、新型iPad ProはAppleシリコンM1チップの恩恵を受けて、丸一日使えるバッテリー持続時間を実現したようです。
Liquid Retina XDRディスプレイを採用
iPad Pro M1 2021には12.9インチモデル限定で「Liquid Retina XDR」が採用されました。
タブレットでPro Display XDRの高解像度を実現しているのだから驚きですね。
さらに、USB 4にも対応するThunderboltが追加されています。これにより、Pro Display XDRのような高解像度ディスプレイに接続できるようになり、ワークフローの範囲が格段に広がることは間違いないです。
iPad Pro M1 2021の唯一のデメリットは価格が高いこと
iPad Pro M1 2021の唯一のデメリットはとてつもなく高価になってしまうということ。
価格 | 11インチ | 12.9インチ |
---|---|---|
最安値 | 129,800円 | 94,800円 |
最高値 | 279,800円 | 244,800円 |
例えば、12.9インチで2TBにすると279,800円になってしまいます。
高いですね。。
やはり2TB積んでしまうと高くなるとはいえ、ストレージを選ぶときはよく考えたほうがいいでしょう。
iPadとMacbookどちらを買うべき?
ノートPCでの要素も必要であれば、今のところMacbook Air/Proを選択するのがベストです。
理由は、新型iPad ProでもmacOSが動かないため。
もし、新型iPad Pro M1 2021にiOSとmacOSを切り替える機能が付いていればiPadという選択肢もあるでしょう。
今後、AppleのOS戦略がどのようになっていくのか次第かと思います。
iPhoneにもAppleシリコンが搭載される日も近い
あくまでも個人的見解ですが、今回タブレットであるiPad ProにM1チップが搭載されたことで、iPhoneのハイエンドモデルにもAppleシリコンが採用される日も近いうちに来るのではないでしょうか?
iPhoneにM1が採用されればバッテリー持ちは間違いなく良くなりますし、5Gによる消費電力も劇的に抑えることができるでしょう。
Apple社としてもMacシリーズ、iPad、iPhone全てのデバイスでAppleシリコンを採用することでユーザーエクスペリエンス向上と自社開発チップによる大幅なコストダウンが図れるため、全社をあげて取り組むべき課題であると言えます。
我々消費者としては非常に楽しみですね!
まとめ
最後にまとめます。
- iPad ProにM1搭載で圧倒的パフォーマンスと消費電力を実現
- Liquid Retina XDRが採用されてめっちゃ綺麗なディスプレイになった
- iPad ProにPCの役割を求めるならMacを選択すべし
- iPhoneにもM1が採用される可能性は十分ある
新型iPad Proに採用されたM1チップによりタブレットの可能性を広げてくれたことは間違いないです。
macOSも動いて価格も安価であればノートPC用途でも使えるか検証できるところですが、今のところはまだタブレットという領域に留まるでしょう。
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