この度、『Macbook Air M1 2020』を購入しました。白状すると衝動買いです。
なぜかって、注目はなんといってもApple独自開発チップの「M1搭載」でしょう!
この記事ではM1搭載の『Macbook Air M1 2020』と旧Macbook Pro 2012を比較検証してM1の実力がどれほどあるのか評価レビューしていきます。
- 旧Macbookからの乗り換えを迷っている
- M1とIntel製チップどちらを選ぶべきか知りたい
- M1チップ搭載のMacbookの評価を教えてほしい
『Macbook Air M1 2020』のスペック
まずは『Macbook Air M1 2020』のスペックを見ていきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ |
価格 | 104,800円(税別) 129,800円(税別) |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角) LEDバックライトディスプレイ 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度 |
チップ | Apple M1チップ 8コアCPU 7コアGPU 16コアNeural Engine |
メモリ | 8 or 16GB |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB |
バッテリー持続時間 | 最大18時間 |
電源 | USB-C電源アダプタ(30W) |
充電と拡張ポート | Thunderbolt(USB 4)✕ 2ポート |
Touch ID | ◯ |
ネットワーク | Wi-Fi ・Wi-Fi 6対応(802.11ax) ・IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応 Bluetooth 5.0 |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
サイズ | 高さ:0.41~1.61 cm 幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm |
重量 | 1.29 kg |
今回の『Macbook Air M1 2020』の特徴は、
- Apple独自開発のM1チップ
- バッテリー持続時間が最大18時間
- Wi-Fi6対応
といったところでしょう。
『Macbook Air M1 2020』の評価レビュー
一番気になるのは『Macbook Air M1 2020』のベンチマークでしょう。
結論から言うと、AppleシリコンM1がとてつもないパフォーマンスであることがわかりました。
ベンチマークの結果だけでも『Macbook Air M1 2020』はお買い得と言えるでしょう。
『Macbook Air M1 2020』のCPU/GPUのベンチマークをMacbook Pro 2012と比較検証
項目 | Macbook Pro 2012 | Macbook Air M1 2020 |
---|---|---|
CPU | Inte Core i7-3520M 2.90GHz | AppleシリコンM1 |
GPU | Intel HD Graphics 4000 | AppleシリコンM1 |
『Macbook Air M1 2020』のCPUのベンチマーク
『Macbook Air M1 2020』のCPU(AppleシリコンM1)のベンチマークはMacbook Pro 2012の「Intel Core i7」よりも最大で約5倍高い結果が得られました。
『Macbook Air M1 2020』のGPUのベンチマーク
続いて、GPUのベンチマークですが、『Macbook Air M1 2020』のGPU(AppleシリコンM1)の方がMacbook Pro 2012の「Intel HD Graphics 4000」よりも最大で約17倍高いパフォーマンスが得られました。
AppleシリコンM1はCPU/GPUともにまさに悪魔的スペックと言えるでしょう。
『Macbook Air M1 2020』のメモリとストレージのベンチマークをMacbook Pro 2012と比較検証
それでは実際に『Macbook Air M1 2020』のメモリとストレージのベンチマークが旧Macbook Pro 2012と比べてどれくらい向上しているのか見ていきましょう。
項目 | Macbook Pro 2012 | Macbook Air M1 2020 |
---|---|---|
メモリ | DDR3 1600MHz | 8GB ユニファイドメモリ |
ストレージ | Crucial SSD 512GB | APPLE SSD AP0512Q 512GB |
『Macbook Air M1 2020』のベンチマーク(メモリ編)
『Macbook Air M1 2020』のメモリベンチマークを測定していきます。
結果は、SEQ128K T8で驚異の34.64GB/s(読み込み)、62.30GB/s(書き込み)という数値を叩き出しました!
これはAppleシリコン(M1チップ)の恩恵があることは間違いないですが、他のサイトを見るとIntel製チップよりも動画編集などでパフォーマンスは高いようです。
一瞬目を疑ってしまうかもしれませんので、旧Macbook Pro 2020と比較した結果がこちら。もはや悪魔的スペックです!!
『Macbook Air M1 2020』の方が2倍以上高速になっているデータもありました。メモリでこれほどの差が出てしまうものなのですね。
圧倒的にM1チップを搭載した『Macbook Air 2020 M1』の方がパフォーマンスが高いですね。これはちょっと異常なくらいです。
『Macbook Air M1 2020』のベンチマーク(ストレージ編)
続いて『Macbook Air M1 2020』のストレージのベンチマークを計測していきます。
こちらもギガバイトオーダーで結果が出ました。SEQ1M QD8で3407.57MB/s(3.41GB/s)、3026.55MB/s(3.03GB/s)という驚異のベンチマークを叩き出していますね!
『Macbook Air M1 2020』の方が「Macbook Pro 2012」よりも約6倍高速という結果が出ました。同じSSDといえここまで差がつくと次元が違うといった表現の方が正しいかもしれませんね。
ただ、書き込みについてはRAND4K QD64/QD1にてMacbook Pro 2012が上回る結果となりました。とはいえ、『Macbook Air M1 2020』の異次元さが際立ちますね。
『Macbook Air M1 2020』のバッテリーはとてつもなく長持ちだった!|Macbook Pro 2012と比較検証
今回のMacbook Air/Pro 2020の最大の特徴ともいえるのがM1チップなわけですが、M1チップの最大のメリットはバッテリーが長時間持つことです。
AppleシリコンM1でいかに高速になってもバッテリー消費が激しければ意味がありませんよね?
そこで、実際にバッテリー100%の状態からの減り具合を旧Macbook Pro 2012と比較してみました。
- バッテリー100%から0%までの時間を計測
- ディスプレイの明るさは最大にしておく
- FullHDの動画を再生し続ける
最大バッテリー持続時間はこちら。
- Macbook Pro 2012が「4時間」
- Macbook Air M1 2020が「8時間30分」
『Macbook Air M1 2020』の方が実に2倍以上のバッテリ持続時間を実現していることがわかりました。公式の仕様は動画再生時に最大18時間を謳ってはいるが、約1/2の8時間になっている理由はディスプレイの明るさを最大輝度にしているためと思われます。
13インチ画面サイズのままベゼル部分が狭くなってコンパクト感が増した
『Macbook Air M1 2020』はベゼル部分が「Macbook Pro 2012」と比べると1/2程度狭くなっていました。
ディスプレイサイズは同じ13.3インチでも全体的にコンパクトになっており持ち運びしやすいですね。
キーボードは少し硬くなった
『Macbook Air M1 2020』の方がMacbook Pro 2012よりもキーボード入力時にカチカチ(硬く)するようになりました。
Macbook Pro 2012のときはヌルヌルといった感じでしたが、『Macbook Air M1 2020』はスマートさが増した印象を受けます。個人的には『Macbook Air M1 2020』の硬さが好きですが、ヌルヌルした感じが好きな方は違和感を覚えると思います。
『Macbook Air M1 2020』へのデータ移行は無線で完結!!
今まで知らなかったのですが旧Macbookから新Macbookへ無線でデータ移行できました。
データ移行に要した時間:約6時間
旧Macbook Proのデータ容量:400GB
購入後始めて、『Macbook Air M1 2020』を起動させると言語やWi-Fi設定がされて「移行アシスタント」により古いMacbookからデータ移行することができます。具体的にはP2P(ピアツーピア)というPC同士をお互いに無線通信する技術が使われます。
M1チップ搭載の「macOS Big Sur」で気になる動き
AppleシリコンM1チップ以外に注目されているのが「macOS Big Sur」。
インストールされているアプリケーションの起動は問題なくできていましたが、Google系のアプリで気になる動作がありました。
Google Chromeが途中で落ちる
旧Macbook Proからデータ移行後に、Google Chromeを起動して動かすことは問題なくできました。
しかし、途中で突然Chromeが落ちる現象が何度か起きたのです。
調べたところ、どうやらAppleシリコン用のChromeをインストールスル必要があったようで再インストール後は問題なく動作しています。というよりも、むしろAppleシリコン対応Chromeの方がサクサク動きます。
Googleドライブが使えない
Googleドライブを起動するとこのように「エラーコード:5FF01BEC」になってバックアップと同期をすることができていません。
この現象は今も続いており対策方法というのも無さそうで、Google側がAppleシリコンに対応するのを待つしかなさそうです。
「Is Apple silicon ready?」というサイトに各種アプリケーションの互換性情報が載せられているのですが、Google DriveはM1もRosetta 2も非対応となっているようでした。
解決策が分かり次第記事を更新します。
2021/01/11追記
M1チップ搭載MacでGoogleドライブを同期させるためにはGoogleドライブ削除後に再インストールすることで解決できることがわかりました。
▼参考記事はこちらになります。▼
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