この記事を見に来たということは、おそらくお使いのスマホを大手キャリアで契約しているが格安SIMに興味のある方がほとんどでしょう。
この記事では格安SIMに関するメリット・デメリットを詳しく解説していきます。格安SIMに乗り換えたいけどいつ乗り換えるべきか迷っている方は参考にしてみてくださいね!
- 大手キャリアから格安SIMに乗り換えようか迷っている
- 通信費を安くしたい
そもそも格安SIMとは?
「格安SIM(シム)」はズバリ名前の通り通信料金が格安にできるサービスのことです。ドコモやau、ソフトバンクの回線をレンタルしたり店舗を設けないことで格安な通信料金を実現しています。
最近では5Gのサービスが始まって大手キャリアが基地局に対して次々に設備投資していますよね?
ですが、大手キャリアのように基地局を設置したり店舗を設けるということは、
「土地を買収したり設備に投資したり人件費が掛かる」
すなわち通信料金が高くなるということです。
格安SIMではこのような費用がゼロになるので、『格安な通信料金』を実現することができるのです!
BIGLOBEモバイルの通信料金
私は以前はドコモを利用していましたが、現在はBIGLOBEモバイルの格安SIMを使っています。
ドコモを利用していたときとBIGLOBEモバイルの通信料金を比較するとこのようになります。
キャリア | 月額の通信料金 | データ通信量 |
---|---|---|
ドコモ | 8,000円 | 2GB |
BIGLOBEモバイル | 1,600円 | 3GB |
雲泥の差ですよね?
BIGLOBEモバイルの方がドコモを利用していたときよりも月額6,400円も格安になっています。さらに、月々利用できるデータ容量もBIGLOBEモバイルの方が1GBお得に使うことができるのです。
もっとわかりやすく伝えると年間ベースで計算したときに、 76,800円 もお得になるのです!!
私の経験でいうと、8万円近く自由に使えるお金ができたので気持ちがとても楽になりました。さらに、家族でスマホを複数台利用されている方であれば更にお得になります。
格安SIMのメリット
格安SIMのメリットはこちら。
- 通信料金が安く抑えられる
- 格安SIM会社に縛られない
- 無駄なサービスが無い
通信料金が安く抑えられる
こちらは先に説明した通りになりますが、加えて言わせてもらうと、今後大手キャリアよりも格安SIMが通信料が高くなるということはまず起きないでしょう。
格安SIM会社に縛られない
大手キャリアであればスマホを購入したときに店舗の定員に渡せばセットアップしてくれますよね?
格安SIMではそのようなサービスはありません。SIMカードを注文したらすべて自分でセットアップしなければなりません。セットアップといっても10分ほどで終わる作業ですが。
SIMカードの注文〜セットアップの流れは基本的にどの格安SIMでも同じです。
つまり、一度その流れを経験すればどの格安SIM会社間の乗り換えが苦ではなくなります。ただし、自分のスマホが対応しているかを必ず事前に調べておきましょう。
格安SIMのキャンペーンは意外と多く現時点では以下のようなキャンペーンがあります。
- 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT 2.0 1年間無料
- BIGLOBEモバイル 3ギガプラン 半年間無料 & エンタメフリー・オプション 最大6ヶ月無料
- UQモバイル MNP乗り換えで10,000円キャッシュバック
このように格安SIMに契約するだけで通信料金が無料になったりキャッシュバックを受け取ることができるのです。
こういったキャンペーンは各格安SIM会社が常に行っている状況なので、例えば、通信料金の無料期間が過ぎたら別の格安SIM会社にMVNO(乗り換える)すれば月額の通信料はさらに抑えることができますよ!
実際に私は格安SIMを転々と乗り換えているので月々の通信料は実質1,000円以内になります。
無駄なサービスが無い
私はこの無駄なサービスが格安SIMには無いということが安さの次に気に入っているポイントです。
大手キャリアだとサービスの種類が多すぎだし、料金体系がものすごく複雑で混乱した経験ありませんか?
もちろんとても良いサービスもあるのですが、私がドコモを利用していたときは、全く使っていないサービスであったり、知らずに利用していたサービスがありました。これって凄くもったいないことなんですよね。
格安SIMであれば気にするのは通信量とかけ放題プランくらいで、非常にシンプルなサービスが用意されているため、利用者が混乱するということは無いでしょう。
格安SIMのデメリット
格安SIMのデメリットはこちら。
- 大手キャリアよりも通信速度が遅い
- 大手キャリアよりも電話代が掛かる場合がある
- スマホによっては対応していないケースがある
- 店舗が無い、あるいは少ない
- キャリアメールが使えない
大手キャリアよりも通信速度が遅い
格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が遅い傾向にあります。
私が使っているBIGLOBEモバイルの通信速度はダウンロードで早くて10Mbpsくらいです。会社で使用しているソフトバンクのスマホでは20〜40Mbpsの速度が出ていますから通信速度という点においては大手キャリアに軍配が上がりますね。
この理由は、格安SIM会社が大手キャリアの回線をレンタルしているため、回線のボリュームを大手キャリアほど利用できないことが原因です。
例えば、道路を例にすると片道1車線よりも片道3車線の方が渋滞も起きにくくスムーズに運転できますよね?
これと同じことがインターネット回線にも起きているのです。
片道1車線(格安SIM)の場合は、車(契約数)が増えると渋滞(通信速度が遅い)になりやすくなります。片道3車線(大手キャリア)の方が渋滞は起きにくいのです。
ちなみに、お昼に通信速度が落ちる理由は上記のように限られた回線にたくさんの人がインターネットにアクセスするためです。
しかし、最近では5Gのサービスも始まりましたから、こういったネットワークの渋滞は起きにくくなっていくことが予想されます。5Gを利用する人が増えれば4Gはむしろ今よりも使い勝手が良くなる可能性もあります。
大手キャリアよりも電話代が掛かる場合がある
格安SIMには大手キャリアのようなずっとかけ放題ができるプランがありません。
例えば、格安SIMには、
- 月々60分までかけ放題
- 10分以内は何度でもかけ放題
- 家族間であればかけ放題
といったプランがあります。
つまり、格安SIMのかけ放題は制限の多いかけ放題なのです。
最近ではLINEで無料通話できるので、そこまでかけ放題を意識することもないでしょう。しかし、LINE通話を利用せずに頻繁に長電話するという方は格安SIMよりも大手キャリアを選択された方がいいかもしれません。
スマホによっては対応していないケースがある
格安SIM会社によって対応しているスマホが異なります。
大手キャリアのスマホはたいていSIMロックが掛かっていますよね?このSIMロックが掛かっている状態で格安SIMに申し込む場合には注意が必要です。
BIGLOBEモバイルの例では、SIMロックが掛かっているソフトバンクのスマホは動作しません。この場合は、ソフトバンクにてSIMロックを解除(SIMフリー化)する必要があります。一方、ドコモやauであればほとんどのスマホは動作します。
ここまで読むと、
「私のスマホは格安SIMに対応していないの?」
と思われるでしょう。
お手持ちのスマホが格安SIMに対応しているかどうかは、各格安SIM会社の動作確認端末ページで事前に確認できるのでご安心を!
SIMロックの掛かっているスマホを利用されるときは、SIMフリー化するか格安SIMに対応しているか調べてから乗り換えしましょう!
店舗が無い、あるいは少ない
格安SIMの店舗は基本的にありません。
UQモバイルやYモバイルであれば店舗はありますが、他の格安SIMと比べると料金は割高です。理由は店舗を設けているからに他なりません。
ですので、格安SIMにおいて店舗が少ないのは、通信料金とのトレードオフです。格安SIMに乗り換えようと思うのであればここは割り切りましょう。
もし何か聞きたいことがあれば、格安SIM会社が用意している問い合わせ窓口を利用することで解決する場合がほとんどです。
たまに私の周りでは店舗が無いことを心配する方がいるのですが、ショップに行って何時間も待たされるよりは、ネットで聞いて解決した方がラクですよね?
キャリアメールが使えない
この点についてはデメリットに挙げなくてもいいのでは?と感じるでしょうが、あえて挙げておきました。
格安SIMではドコモやau、ソフトバンクのキャリアメールを利用することができません。
キャリアメールを持つメリットは、GmailやLINEの無料サービスと異なり信頼性が高いという点でしょう。そのため、キャリアメールは銀行に登録するときのアドレスとして推奨されているのです。
とはいえ、キャリアメールというのは信頼性が厚い故に、実は有料だということをご存知でしょうか?
であれば、私はそこまでキャリアメールに固執する必要は無いと思います。 元に私は何年もGmailやLINEを利用していますが困ったことは一度もありません。
格安SIMへの乗り換え時期はいつがオススメ?
格安SIMへ乗り換える時期はいつがいいのか?と聞かれれば、答えは簡単です。
『今でしょう!!』
それは、国内MVNO市場規模の推移を見れば一目瞭然です。
格安SIMのシェアは全体のたった7.8%です。(2019年9月末時点)
この中にUQモバイルとかYモバイル、BIGLOBEモバイルといった各格安SIM会社が含まれているので、それぞれの格安SIM会社のシェアは1%あるかないかです。
つまり、
今後シェア獲得に向けたキャンペーン合戦が何年も続く
ことが予想できるのです。
市場にあるパイは少子高齢化の日本では今後増えることはありませんよね?そのため、格安SIM会社は生き残りをかけて限られたパイを取るためにキャンペーンをし続けていくことは間違いないです。
私のようにキャンペーンが終わる度に別の格安SIMを契約するという手法にすることで、通信料金をほぼゼロにすることが可能なのです。
通信料金が少しでも安くなれば良いという方はそこまでする必要はありませんが、極限まで安くしたい方は私の手法が参考になれば幸いです。
格安SIMへ4ステップで乗り換える
大手キャリアから格安SIMへMVNO(乗り換え)するためのは4つのステップが必要です。
「4つもステップを踏むの?なんだか難しそう。」
と思われるでしょうが、一つ一つはとっても簡単です。
MNP予約番号を取得する
MNPというのは、今の電話番号をそのままにして携帯会社を乗り換えたい場合に必要な予約番号です。
MNP予約番号は、今お使いの大手キャリアの店舗に行くか、窓口に電話することで教えてもらうことができます。
さらに、最近ではネットからも取得することができるようです。電話をすると引き止めをしようとしてくるので、そういったやり取りが嫌な人はネットから取得することをオススメします。
私はdocomoから格安SIMにするときに、電話でMNP予約番号を発行してもらったのですが、案の定10分ほど引き止めされました。
強い気持ちで、
「早くMNP発行してくれませんか!!」
というとすんなり発行してくれました。携帯会社の乗り換えは悪いことをしているわけではないですし、自分の貴重な時間も奪われてしまうくらいなら、強い気持ちで要求することも大事ですよ!
- docomoの受付窓口:0120-800-000
- auの受付窓口:0077‐75470
- SoftBankの受付窓口:0800-100-5533
※受付時間は9:00〜20:00までとなっているため注意しましょう。
発行されたMNP予約番号は、格安SIMに申し込む際に必要となりますので、必ず忘れないようにメモっておきましょう!
MNP予約番号は格安SIM申し込み時に使うので、忘れないようにメモしておくこと
格安SIM会社に申し込む
MNP予約番号が発行できたら、いよいよ格安SIMに申し込みをします。
格安SIMは基本的に店舗がありませんから、ネットからの申込みになります。先ほど発行されたMNP予約番号はこの申し込みで入力することになります。
プロファイルを読み込む
申し込み後、2〜3日でSIMカードが送付されてくるので、プロファイルと呼ばれるものをネットからダウンロードしてインストールする必要があります。
プロファイルは、モバイル回線へ接続するためのアクセスポイント情報が書き込まれたファイルのことです。プロファイルのダウンロードにはWi-Fi環境が必要になるので、自宅にいるときに実施されるといいでしょう。
MNP開通手続きを行う
この開通作業は時間が経てば自動的に行われますが、すぐにネットに繋ぎたい場合は実施しましょう。
BIGLOBEであればマイページから開通する
をクリックすることで5分後にはモバイル回線のネットに繋ぐことができます。
まとめ
格安SIMに乗り換えるなら間違いなく今がチャンスです。
メリットとデメリットを比べても、格安SIMにすることで得られる恩恵がとても大きいということがわかっていただけたかと思います。
もし、私が
「もう一度大手キャリアに戻りたいか?」
と質問されたら、
答えは、
「No!!格安SIMがイイ!」
です!!少なくとも私は、格安SIMのメリットの大きさを知っているので大手キャリアに戻ることはできません。
お得なキャンペーンを逃さないよう、今すぐに大手キャリアから格安SIMへ乗り換えることをオススメします!
この情報が皆さまのお役に立てば幸いです。
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