以前から気になっていたAnker社の『Anker PowerPort Strip PD 6』を購入したのでレビューをしていきます。
USB充電もできる電源タップを探している方は参考にしてみてくださいね。
- 『Anker PowerPort Strip PD 6』の評価を知りたい
- USB充電もできる電源タップを探している
- PD対応USB-Cの実力を知りたい
Anker PowerPort Strip PD 6のスペック
『Anker PowerPort Strip PD 6』のスペックを『Anker PowerPort Strip PD 3』と比較してみました。
主な違いは電源コンセント数が3つか6つあるか以外に、PD3はACの定格出力が1000W、PD6は1500Wですので、使用用途は加味して購入しましょう。
Anker PowerPort Strip PD 3 | Anker PowerPort Strip PD 6 | |
---|---|---|
コンセント数 | 3つ | 6つ |
USB端子数 |
USB-A 2つ(IQ対応) USB-C 1つ(PD対応) |
USB-A 2つ(IQ対応) USB-C 1つ(PD対応) |
ショート防止機能 | ◯ | ◯ |
ほこり防止シャッター | ◯ | ◯ |
サイズ | 約230 x 55 x 30mm | 約227 × 95 × 30mm |
ケーブルの長さ | 1.8m | 2.0m |
重量 | 424g | 643g |
AC定格電圧・電流 | 125V 50/60Hz 10A (最大出力 1000W) | 125V 50 / 60Hz 15A (最大出力1500W) |
出力 |
USB-Aから最大12W USB-Cから最大30W USB-Cポート: 5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A USB-Aポート: 5V = 2.4A (各ポート最大2.4A) |
USB-Aから最大12W USB-Cから最大30W USB-Cポート: 5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A USB-Aポート: 5V = 2.4A (各ポート最大2.4A) |
USBポートの合計最大出力 | 30W | 30W |
USB-AポートとUSB-Cポートを同時に利用する場合、合計最大出力は30Wで、USB-Cポートの出力は18Wになります。
Anker公式ページ
Anker PowerPort Strip PD 6の使い心地と感想
『Anker PowerPort Strip PD 6』を実際に使ってみた感想を述べていきます。
3Pコンセントのためサイズが大きいがアダプタを設置できる余裕がある
『Anker PowerPort Strip PD 6』は海外製ということもあり3P対応のコンセントになっています。
このためサイズ感は通常の電源タップよりもかなり大きく感じますね。
それなりにスペースを確保できるところで使用するようにしましょう。配置場所の確保ができなければサイズが半分の『Anker PowerPort Strip PD 3』も選択肢に入れてもいいと思います。
ケーブルはちょっと太め
Amazonなどの口コミにもありますが、『Anker PowerPort Strip PD 6』のケーブルは結構太いです。
おそらく3Pコンセント対応のためアース線が入っていることが原因と思われますが、日本で使われるものなので2Pコンセント対応の細長いケーブルにしても良かったのでは?と思ってしまいます。
電源スイッチをON/OFFすることで通電可能
『Anker PowerPort Strip PD 6』には電源スイッチがあるので待機電力が気になる場合はOFFにすることができます。
『Anker PowerPort Strip PD 3』には無い「Ground Protection」と「Surge Protection」のランプが『Anker PowerPort Strip PD 6』には付いていました。
ケーブルの配線によってはL型タイプのプラグが別途必要
『Anker PowerPort Strip PD 6』の電源プラグは垂直に壁コンセントに挿すため、スペースが狭い場所に壁コンセントがあるときにはL型タイプのプラグを使用しましょう。
Anker PowerPort Strip PD 6からPD対応USB-CでMacbookは充電できるか?
PD対応のUSB-CからはノートPCでも充電できる
『Anker PowerPort Strip PD 6』のUSB-CはPD(USB Power Delivery)に対応しています。USB PDの給電パワーは従来の20倍と言われておりスマホやタブレット、ノートPCなどのデバイスをとにかく早く充電することができます。
MacbookにもUSB-Cケーブルを直接接続して充電させることができました。
Macbookの表示を見ると充電表示に変わります。
IQ対応のUSB-AからノートPCの充電は時間が掛かるができないことはない
IQ対応のUSB-AからMacbookを充電できるか検証してみました。
結果は、充電はできるが満充電までに5時間以上掛かってしまいました。ノートPCの充電ではPD対応のUSB-Cを使用するのが無難ですね。
QCとかIQって何が違うの?
QC(Quick Charge)とはQualcommが開発した急速充電技術でモバイル端末を急速に充電させることができます。
一方、IQとはAnker社が開発した技術で、QCとは異なり最適な速度で充電させることができるので、あらゆるモバイル端末に対応している特徴があります。
Anker PowerPort Strip PD 6の改善してほしいポイント
電源タップの中では『Anker PowerPort Strip PD 6』はUSB-A/C両対応しておりスペック上は生活で使うには不便のない仕様と思われます。
しかし、実際に使ってみるといくつか改善してほしい(できる)点がありました。致命的な点ではないので今後のAnker社の製品開発に期待したいです。
- ケーブルの太さを補足するか平タイプにしてほしい
- 電源コンセントをL字可動できるようにしてほしい
やはり、通常の電源ケーブルに比べると『Anker PowerPort Strip PD 6』は太い。。これは3P対応していることが原因なので2P対応の製品ラインナップを増やしてほしいですね。
まとめ
『Anker PowerPort Strip PD 6』を使ってみての評価はPD対応USB-CでMacbookなどのノートPCも充電させることができ、アダプタを接続するスペースも気にならないので及第点といったところでしょうか。
PD対応USB-Cができる電源タップは非常に少ないので、Anker社のようなモバイルバッテリーや急速充電器を中心に開発しているメーカーからこういった製品が出てくることは素晴らしいことですね。
しかし、日本メーカーもう少し頑張ってほしいものです。最近は中国系メーカーの方が日本のマーケティング調査に余念がないと感じるのは私だけでしょうか?
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