今回はUSB PD充電器の代表格Anker Nano Ⅱ(65W)を評価レビューしていきます。
コンパクトで持ち運びしやすく、65Wでパワフルに急速充電できるので特に出張時におすすめの商品となります。
- コンパクトなUSB PD充電器を探している
- Anker Nano Ⅱ 65Wの評価を知りたい
- Anker Nano Ⅱの45Wと65Wどちらがいいか迷っている
Anker Nano Ⅱ 65Wの評価レビュー
Anker Nano Ⅱ(65W)を評価レビューしていきます。
コンパクトで格好いい|Ankerらしいデザイン
GaN(窒化ガリウム)を使っているため超小型化に成功しています。
黒とグレーのコントラストもAnkerらしくてカッコいいです。
Macbook Air 2020の純正アダプタ(45W)と比較してもAnker Nano Ⅱ(65W)の方がひと回りコンパクトです。
横幅はAnker Nano Ⅱ(65W)の方が太くなっていました。
壁の電源コンセントに挿すとこんな感じ。コンパクトなので隣のコンセントに干渉しません。
重量はやや重め
Anker Nano Ⅱ(65W)の重量は117gとずっしりとした感覚でした。コンパクトな割に中身が詰まった印象。
Macbook Air 2020の純正アダプタ(45W)が99gなので+18g重い計算になります。
コンセント部分が折りたたみできる
コンセント部分はたたんで格納できるので、持ち運びや収納しやすい点はGoodですね。
65W給電なのであらゆるノートPCを急速充電できる
ノートPCが急速充電に対応していれば、充電時間を短縮することもできます。
せっかく65WタイプのAnker Nano Ⅱを買ったので、手持ちのレノボのノートPC(X13)とMacbook Air 2020で純正アダプターと比較検証してみました。
Windowsパソコン
今まで使っていたレノボのノートPCは45W給電で専用アダプターが必要だったため、持ち歩くのに億劫でした。
しかし、Anker Nano Ⅱ 65Wにしたことで、今までよりもコンパクトで且つ高速に給電できるのは非常に助かります。出張時などに充電時間を確保できない時に、一気に充電できてしまうので安心感がありますね。
Macbook Air 2020
同じく使っているMacbook Air 2020については30WのUSB-Cアダプタを使っていました。こちらも先ほどと同様に65Wにすることで一気に充電できるようになりました。
レノボとMacbook Air 2020の充電時間を純正アダプタと比較してみた
Anker Nano Ⅱ 65Wによって純正アダプタよりもどれくらい早く充電できるかを、レノボとMacbook Air 2020でそれぞれ計測してみました。
レノボの充電時間とワット数を比較
Lenovo X13にて検証したところ、45Wの純正アダプタよりもAnker Nano Ⅱ(65W)の方が1時間以上も早く満充電できていました。
項目 | 純正アダプタ (45W) | Anker Nano Ⅱ (65W) |
---|---|---|
充電時間 (10→100%まで) | 2時間29分 | 1時間22分 |
Anker Nano Ⅱ(65W)を使用したときの充電中のワット数は約55Wでした。純正アダプタは45Wなので、それよりも急速充電できていることがわかりますね。
Macbook Air 2020の充電時間とワット数を比較
Macbook Air 2020で充電性能を比較していきます。
項目 | 純正アダプタ (45W) | Anker Nano Ⅱ (65W) |
---|---|---|
充電時間 (10→100%まで) | 3時間15分 | 2時間15分 |
Macbook Air 2020は45W充電に対応しています。
純正アダプタとAnker Nano Ⅱ(65W)では充電中のワット数に違いが出ました。
純正アダプタは約28Wで充電されていました。
一方、Anker Nano Ⅱ(65W)では約45Wで充電されていました。これは、Macbook Air 2020の最大充電ワット数が45Wのためですね。
50%くらいまで充電するとだんだんワット数は落ちていきました。(100%近くでは30Wくらい。)
これは、急速に充電するとバッテリーが劣化するためだと思われます。
Anker製の電源タップ(Anker PowerPort Strip PD 6)に接続
Anker製の電源タップ(Anker PowerPort Strip PD 6)に接続してみました。隣同士の隙間がかなり余裕がある印象を受けました。
Anker Nano Ⅱ スペック
Anker Nano Ⅱシリーズには30/45/65Wと3種類のラインナップがあります。
それぞれスペックを比較してみました。
項目 | Anker Nano Ⅱ 30W | Anker Nano Ⅱ 45W | Anker Nano Ⅱ 65W |
---|---|---|---|
色 | ブラック/ホワイト | ブラック | ブラック |
折りたたみ | ☓ | ◎ | ◎ |
価格 | ¥2,990 | ¥3,390 | ¥3,990 |
サイズ | 32 × 28 × 27 mm | 35×38×41mm | 44 × 42 × 36mm |
重量 | 約34 g | 約68g | 約112g |
ワット数が一番小さい30Wタイプは価格が一番安い反面、折りたたみができないデメリットがありますね。
ちょうど良さそう45Wタイプは重量が約68gと、Macbook Air 2020純正アダプタよりも30%ほど軽量化していることがわかります。
45Wと65Wどちらがいい?発熱を考慮すると65Wがベスト
Anker Nano Ⅱには45Wと65W(30Wもある)があります。
軽量コンパクトでいうと45Wタイプの方が持ち運びしやすいのは明らかですよね。
しかし、コンパクトになるほど発熱しやすいため45Wタイプだとアダプタの表面温度が40℃を超えてしまうようです。
スペックを持て余してしまうかもしれませんが、長く使うのであれば65Wタイプがおすすめです。
45Wタイプだと発熱で充電器そのものの寿命が短くなるため、長く使うなら65Wタイプがオススメ!!
おすすめのUSB-C充電ケーブル
Anker Nano ⅡにおすすめなUSB-Cケーブルは、Sisyphy USB-C to Cケーブル。
- 100Wまでの充電に対応
- 4K/60Hzの映像出力が可能なUSB3.2 Gen2の規格にも対応
- 0.5mタイプで1,000円以下とリーズナブル
安くて充電以外の映像・通信といった用途にも使うことができます。
ただ、ケーブルの太さが6mmと厚めなので2mあるとそれなりに嵩張ります。2mタイプを1本持っていますが、今のところ携帯するのには不自由ないですが、人によっては気になるかもしれません。
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